自由大学 連続講座「ライフスタイルと政治」第三回に登壇致します。

自由大学 連続講座「ライフスタイルと政治」

「ライフスタイルと政治」という自由大学の連続講座(全5回)にて、10月11日開催の第3回目のゲストとして登壇させて頂く事になりました。9月26日(金)までにあと6名様分の受講申込で開講が決まります。

「政治」という響きにはそこはかとない重さや、ともすれば押しつけの気配すら感じてしまう方も少なくないかもしれません。自分自身、そういった感覚からま だ抜けきれていない部分もあります。実際、今回のお話を頂いた時、当初は「自分で大丈夫なのだろうか」という不安が無くはなかった事も事実です。

でも、「政治」を「理想とする暮らしを具現化するための社会的な働きかけ」という様に広い意味で捉えると、誰もが知らず知らずのうちにある種の政治的な選択を繰り返しながら生きているのかもしれないと思えてきました。

具体的に言えば、例えばお皿一枚を選んで買う事だって、作り手への(同時に伝え手への)「投票」と言えなくはないでしょうか。素材を吟味して作られた物を 選ぶのか、または原価優先で生産された物を選ぶのか、個人商店で買うのか、或いはショッピングモールで買うのか等々、一つ一つの選択が社会に与える影響は 微々たるものであったとしても、積もり積もれば無視できないものになり得るかもしれません。
今回、自分は講義で何をやるのかと言えば、主に自分が普段行っている物選びについてのお話をしようと考えています。場合によっては、作り手の元で撮影した製作風景のムービーなどもご覧頂くかもしれません。
河井寛次郎は「物買って来る 自分買って来る」という言葉を遺していますが、何を選ぶかということはつまり、どう生きるかという事に直結した問題でもあるのだと思います。
逆に言えば、どう生きるかという事は、何を選ぶかという事でもあり、つまりは、何に「投票」するかという事に他ならないのではないでしょうか。
皆さんと一緒に、色々な事について考える場になれば幸いです。
Roundabout / OUTBOUND 店主 小林 和人
 
自由大学 ウェブサイト(講義詳細とお申し込み先)
https://freedom-univ.com/lecture/lifestyleandpolicy.html